【プロ監修】結婚式ムービー自作するときの注意点を大公開!

結婚式ムービーを自作するときの注意点
一生に一度の結婚式で、「できることは自分で作ってみたい!」と思う新郎新婦さまも多いのではないでしょうか。

結婚式で自作するアイテムとしては、招待状や席次表などのペーパーアイテム・受付周りのウェルカムボードやウェルカムドール・定番のムービー演出・ブーケなど、たくさんの自作アイテムがあります。

とくに、パソコン作業やムービー制作が好きな新郎さまは、「ムービーは自作したい」と考えている人も多いです。しかし、初めての制作でどこからどう作ったらよいのか悩んでしまいますよね。

そこで、今回は結婚式ムービーを自作したいと思っている新郎新婦さまに向けて、「結婚式ムービー自作するときの注意点」を大公開します。
結婚式ムービー制作のプロである「プロフィールムービー学園」の元プランナーが監修しており、プランナー経験談なども公開しちゃいます。

ぜひ、記事を読んで結婚式ムービー制作の参考にしてくださいね。

結婚式ムービーを自作で持込むときの注意点は?

結婚式ムービーを自作で持込むときの注意点は?
結婚式ムービーを自作して式場に持込をするとき、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。

結婚式の打合せは、4カ月くらい前から本格的に始まってきます。初回の打ち合わせでは、担当プランナーから結婚式までの打合せスケジュールや注意点などの話があるはずです。

ムービーを自作する予定の人は、式場によって会場スクリーンや機材が異なるので、持ち込むときの注意点を必ず確認するようにしましょう。

上映できる形式にしているか

結婚式のムービーは、式場の常設スクリーンで上映します。
式場の上映機器により、上映できる形式が変わりますので、どのような形式でムービーを持ち込むのか、事前に必ずプランナーに確認しましょう。

主な形式は、以下3つになります。
①USB
②DVD-R/DVD-RW
③データ送信

保管や間違えが起こりにくいDVD形式で提出する式場が多いです。
DVD-Rは、一度書き込みをすると上書きが出来ません。修正する場合は、新しいディスクを再度購入する必要があります。
DVD-RWは1000回まで上書きが出来るので、何度も修正する場合は、DVD-RWがおすすめです。

スクリーンの比率(アスペクト比)になっているか

ムービーのアスペクト比とは、テレビやプロジェクターなどの「縦と横の比率」のことです。
主に、4:3と16:9があります。

わかりやすくいうと、4:3は正方形に近く、16:9はワイド画面というとイメージが沸きやすいでしょう。
式場によって、どちらの比率か変わってきますので、必ず事前にプランナーに確認してから制作するようにしてください。

ムービーが仕上がったとに、アスペクト比を修正すると、すでに入力したコメントの位置や画像の大きさが変わってしまい、すべて1から修正することになるので注意が必要です。

ムービーごとにDVDを分けているか

ムービーを提出する際には、必ずムービーごとにディスクを分けるようにしましょう。
同じディスクに「オープニングムービー」「プロフィールムービー」などを混同して入れてしまうと、上映時の間違えに繋がります。

もちろん、式場の映像スタッフは細心の注意を払ってはいます。
しかし、プランナーの経験上、1年に1~2回は映像間違いが起こってしまうのも事実です。

万一に備えて、間違えるリスクは少しでも減らすよう、1つずつデータを書き込み、ディスクの表面に何のムービーなのか大きくマジックで記載しておくと安心です。

著作権の侵害をしていないか

ムービーを自作する際には、BGMもムービーに入れ込んでしまうこともあるでしょう。
実は、これは著作権に引っかかる場合があります。

著作権には、主に①演奏権②複製権の2つがあります。
演奏権は、だいたいの曲は式場側がJASRACと包括的契約を結んでいるので、演奏可能な場合が多いのですが、複製権に関しては、プロフィールムービーを上映する上でBGMが引っかかる場合が多いです。

【OK】原盤のCDを直接会場で流す
【NG】DVDの中にBGMを入れ込む

せっかく流したいBGMが著作権の侵害で流せない・・・ということにならないよう、式場にしっかりと確認するようにしましょう。

式場側がISUMと契約している場合は、結婚式で人気の音楽から、約1万5000曲の中から好きな曲を選ぶことも可能です。

著作権についてもっと知りたい!というおふたりは、以下も☑チェックしてみてくださいね。
結婚式での音楽著作権/これって本当に必要なの?

結婚式ムービーを自作した時のよくある失敗例6選!

結婚式ムービーを自作した時のよくある失敗例6選!
現在は10年前とは大きく変わり、PCや携帯で簡単にムービー作成ができる時代です。
手軽にムービー作成ができるので、多くの新郎新婦さまはムービーを自作するようになってきました。

しかし、結婚式ムービーを自作した約8割の新郎新婦さまは、修正や作り直しをしているのが現状です。
そこで、以下では「結婚式ムービーを自作したときの、よくある失敗例」をご紹介します。
しっかりと☑チェックして、修正回数をできるかぎり減らせるようにしましょう!

文字切れしている

せっかく作成したムービーの端が切れてしまい、写真やコメントが切れてしまうことがあります。
原因は、「セーフゾーン」が関係しています。

自宅のPCでは問題なく観れたのに、式場の会場スクリーンで観ると上下左右が切れてしまう場合があります。
それは、スクリーンの規格により、表示できるサイズが異なるためです。

とくに、スクリーンは「オーバースキャン」という方式を採用しています。
◎アクションセーフティゾーン:90%
◎タイトルセーフティゾーン:80%

写真などのアクションは画面の90%以内に、コメントなどのタイトルは画面の80%以内におさめてムービー制作をする必要があります。

ムービー制作の編集ソフトで、セーフゾーンを確認する方法もありますが、「Windows LIVE ムービーメーカー」は対応していません。

自宅で編集する際に、実際に定規を当てて80-90%の大きさで調整していくか、幅に余裕を持って作成し、試写を早めにして修正するようにしましょう。

コメントが読みづらい

コメントが読みづらくて、読み切らないうちに次のシーンにいってしまうなんていう失敗もあります。

コメントは、1シーンに20-25文字が最適と言われています。
人間は、1秒間に4文字くらい読めますが、結婚式ムービーは1シーンが約6-7秒ですので、あまり文字数が多くなってしまうと、とくに高齢のゲストは意味が分からないまま映像を観てしまうことになります。

老若男女、どの世代にも読みやすいコメント作成をするように、心がけましょう。
「コメント作成の例文集やコツについてもっと知りたい!」というおふたりは、以下も☑チェックしてみてくださいね。
【プランナー監修】結婚式プロフィールムービーのコメント例文集!

写真のピントが合っていない/ぼやけている

結婚式ムービーでは、何十枚という写真を用意しなければなりません。
中でも、「写真のピント」はとても大切で、見るからにぼやけている写真は、とても見ずらいので選ばないようにしましょう。

写真の大きさは「解像度」として表記されますが、デジタル写真のデータは点(ドット)の集まりです。ドット数が多いほど解像度が高く、写真が鮮明になります。
結婚式ムービーでは、2500px~1500pxあれば十分な大きさです。

必要以上に大きなデータを使用してしまうと、動画編集時にPCが重たくなりフリーズしてしまったり、編集に時間がかかってしまうので適切なサイズになるよう画像調整をしましょう。

データ容量があまりにも大きい場合は、容量を減らせるアプリがたくさんありますので、一度アプリで画像調整しておくことをおすすめします。

結婚式ムービーでの写真の選び方や解像度について、もっと詳しく知りたい!というおふたりは、ぜひ以下も☑チェックしてみてくださいね。
プロフィールムービー写真の選び方・3つのコツを徹底解説!

ゲストの顔が切れてしまっている

結婚式ムービーは、ゲストの皆さまに感謝を伝える演出の1つでもあります。
ときどき、ゲストの顔が切れてしまっていることがあり、試写で観た場合プランナーは必ず新郎新婦さまに修正するようにアドバイスします。

せっかく列席してくれるゲストの顔が切れてしまうのは、とても失礼ですし、もし自分の顔が半分切れていたりしたら嫌な思いをしますよね。
写真を配置する際には、自分たちの表情だけではなく、ゲストの方に最大限に配慮するようにしましょう。

また、集合写真を使う方もいますが、スクリーンでは見ずらいので、あまり使わないようにしましょう。「どうしても集合写真しかない!」という場合は、アップにしてスクロールすると見やすくなるでしょう。

写真を入れ過ぎてスクロールが早い

普段あまり写真を撮らないので、ぜんぜん写真が無い!という新郎新婦さまもいれば、逆に使いたい写真がありすぎて、あれもこれも入れたい!という真逆のタイプもいます。

そこで要注意なのは、写真を入れ過ぎて1シーンが短くスクロールが早いがために、ゲストの方が落ち着いてムービーを観れないという失敗例もあります。

それぞれのムービーの写真枚数の目安は以下です。
◎オープニングムービー:10~20枚(ムービー時間2″00)
◎プロフィールムービー:30~50枚(ムービー時間6″00~7″00)
◎エンドロールムービー:20~30枚(ムービー時間4″00~5″00)

目安以上の写真枚数になってしまう場合は、写真にコメントをいれないページを作るなどの工夫をするとよいでしょう。
あくまでも、ゲスト軸として考えますので、ゲストの皆さまからみてどうかという視点で試写をしながら修正していくことが大切です。

試写せずに当日大慌て!

結婚式ムービーは3~4カ月前には取り掛かりますが、とくに仕事をしながらムービー制作をするのはかなりのハードスケジュールになります。結局1週間前になっても完成せず試写もできずに当日の朝大慌てで試写をするなんていうこともあります。

プランナーとしても、当日の試写は絶対にやめて欲しいです。

~プランナー経験談~
初回の打ち合わせで「ムービーは自作します!」と意気込んでいた新郎さま。
結婚式の1ヵ月前には途中でもよいので、映るかどうか一度会場で試写して、1週間前には完成版の試写を必ずしてください!とアドバイスしていました。しかし・・・仕事の異動もあり毎日忙しく、意気込んでいた新郎さまはだんだん焦り始めました。
そして、ついに結婚式前日も徹夜をして仕上げ、当日の早朝に会場で試写をしたのです。
(私も新郎さまの入りに合わせて7:00に出社・・涙)
何と、ムービーが映らない事件・・・・!!!データだけ念のため貰っていたので、式場のムービー業者にお願いしてDVDに焼いてもらい事なきを得ました。
もちろん、有料です!!!

前日に徹夜までして、当日上映できないなんて悲しすぎますよね・・・・。
当日になって慌てないように、スケジュール感をもって自作しましょう。

【先輩カップル直伝!】結婚式ムービーを自作するときの注意点は?

先輩カップル直伝!結婚式ムービー自作の注意点
結婚式ムービーは絶対に自作したい!という新郎新婦さまにとって、先輩カップルからのアドバイスはとても参考になります。

失敗例はこれまでご紹介しましたが、ここでは、結婚式ムービーを自作するときの注意点について具体的にご紹介します。
ぜひ☑チェックして、NGポイントを回避してくださいね。

ゲストの顔にコメントを重ねるのはNG!

ゲストの顔にコメントを重ねるのは絶対にNGです。まさか!と思いますが、結婚式ムービーは仕事から帰宅して夜中に制作する新郎新婦さまも多くいます。

夜中になると、だんだんと疲れもあったり変なテンションになり判断力が鈍ってしまいます。
ゲストの方に配慮したムービーを作ろうとしていても、気づかないうちにゲストの顔にコメントをかぶせてしまっていることがあるので注意しましょう。

コメントは、基本的に下部に入れるのでほとんどの場合、顔にかぶるということはないかと思います。大きめのフォントで一言コメントを入れるときに中央に配置することがありますが、顔にかぶらないよう、とくに注意が必要です。

ムービーの長さには要注意!

結婚式ムービーは、制作していると伝えたいことがたくさんあったり、載せたい写真がたくさんで、どんどん尺が長くなってしまう傾向があります。

しかし、あまりにも長いムービーはゲストの方が退屈してしまう原因にもなるので注意しましょう。
それぞれのムービーの平均的なムービー時間は以下になります。

◎オープニングムービー:1″30~2″00
◎プロフィールムービー:6″00~7″00
◎サンクスムービー:4″00~5″00
◎エンドロールムービー:4″00~5″00

これ以上長いムービーになると、ゲストの方が飽きてしまう可能性が高いです。
また、近頃の結婚式では余興やサプライズなどでもムービー上映をすることが多いので、あまりにたくさんのムービーを上映してしまうと「また観るの?」という気持ちになってしまうでしょう。

上映するムービーがとくに多い場合は、1つのムービー時間を短縮するよう心掛けることで、ゲストの皆さまも飽きることなく楽しんで観れます。

自己満のムービーはNG!

自分たちばかりを主張してしまい、自己満足のムービーはゲストの皆さまからしたら、つまらないムービーになってしまうので注意しましょう。

とくに、「これって、自己満じゃない?」と思わせてしまうのは以下です。

◎新郎新婦さまのアップ写真やラブラブ写真が多い
◎幼少期などの写真が大会で賞を取った・選ばれたなどの自慢系が多い
◎会社の昇格や昇進などをわざわざアピールしている
◎高級ホテルやレストランなどの写真をたくさん載せてお金持ちアピールしている

もし、ゲストとして結婚式に列席して、自慢ばかりのムービーを観せられたら嫌な気持ちになりますよね。

当たり前のことではありますが、親御様も観るのでどうしても相手の親御様やゲストに対してアピールしてしまいがちですが、そこはグッとこらえてゲスト目線のムービー制作をするようにしましょう。

こだわりすぎないよう注意!

ムービーを自作しているうちに、「だんだんこだわってしまい結局前日まで作っていた・・・」という先輩カップルがいたので「こだわりすぎ」はNGです!

逆に、こだわらなければ2週間前には準備が終わり、「披露宴でのウェルカムスピーチや謝辞をもっとゆっくり考えられた」と言っていました。

結婚式の準備は、2週間前になると以下のような準備で忙しくなります。

《結婚式直前準備リスト例》
◎出来上がった席札の裏にメッセージ記入
◎親御様への贈呈品購入
◎ウェルカムスピーチ・謝辞・新婦手紙の下書き
◎受付・遠方から来るゲスト・余興などの方への御心づけ準備
◎受付周りの装飾準備・飾り方考案
◎司会者との最終打合せ
◎披露宴中のイベントの景品準備
◎ムービーの試写・修正
◎席次表・エンドロールのゲストの方の名前チェック
◎持込品の準備

これらは一部ですので、持込品や披露宴進行内容によってはもっと増えたりします。
こんなにもたくさんの準備があるのに、ムービーに時間をかけていては終わる準備も終わらず、どれも中途半端になってしまいます。

ムービーを自作する際は、クオリティはある程度のところで区切りをつけるようにしましょう。

また、この直前時期に「ウェルカムスペースに飾るものが思いつかない!」と悩んでしまう新郎新婦さまは、ぜひ以下も☑チェックしてみてくださいね!
結婚式のオシャレなウェルカムスペースアイデア集【実例まとめ2022最新】

内輪ネタはNG!

結婚式ムービーでの「内輪ネタ」は絶対にやめた方がよいです!
学生時代のある一定のゲストだけがわかるネタだと、他のゲストがしらけてしまいます。

すごく思い出深く、どうしてもムービーに入れ込みたい場合は、他のゲストの方もわかるようなコメントを入れるようにしましょう。

「〇〇さん、あのときは楽しかったね」
「お酒好きな〇〇さん、今日はたくさん飲んでくださいね」
といったような、個人を名指しするコメントは、なるべく控えましょう。

ゲストの中で扱いに差が生まれてしまうのはよくありません。
ゲストの皆さまへ感謝を伝えるムービーを意識して制作するようにしてくださいね。

結婚式ムービーを自作するためのスケジュールは?

結婚式ムービーを自作するためのスケジュールは?
結婚式ムービーを自作するときに成功のポイントは、あらかじめ「スケジュール感」を計画しておくことです。

仕事をしながらムービー制作をする方も多いので、しっかりとスケジュール感をもって計画的に制作しましょう。
以下に、大まかなスケジュールをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

スケジュール感が大切!いつから自作すればよい?

結婚式ムービーを自作する場合は、遅くとも4カ月前には取り掛かるようにしましょう。
可能であれば6か月前から準備できれば余裕を持って完成します。

まず、「オープニングムービーは作るのか」「エンドロールムービーは当日のムービー撮影を入れたものにするのか」など、どのムービーを進行に取り入れるのかだけでも6か月前に決めておくことをおすすめします。

以下、仮に4カ月前からのやるべきスケジュールについてご紹介します。

4ヵ月前~3か月前

①それぞれのムービーの構成決定

まず、構成案を考えます。それぞれの構成を考えて、写真や内容が被らないようにすることが大切です。
一例ではありますが、オーソドックスな構成例をご紹介します。

《オープニングムービー》
①オープニング
②二人の簡単な紹介
③主賓・ゲストの紹介
④披露宴への想い
⑤カウントダウン
《プロフィールムービー》
①オープニング
②新郎生い立ち
③新婦生い立ち
④二人の出会い~現在
⑤エンディング
《サンクスムービー》
①オープニング
②幼少期~これまでの節目の思い出
③親御様への感謝の気持ち
⑤エンディング
《エンドロールムービー》
①オープニング
②ゲストの皆さまへの感謝
③当日の映像・ゲスト名をスクロール
④今後の抱負
⑤エンディング

「結婚式ムービーの構成をもっと知りたい!」
【元プランナーおすすめ】プロフィールムービーの構成アイデアをご紹介!

「そもそも、オープニングムービーとプロフィールムービーの違いがよくわからない!」
結婚式「オープニングムービー」「プロフィールムービー」の違いを解説!

②写真や素材を集める
構成がまとまったら、写真を集めましょう。携帯やディスクなどにデータが入っていたら取り出しやすいですが、案外時間が掛かります。

また、幼少期の写真は実家に置いてある方も多いでしょう。写真を取りに行ったり、L版写真をスキャンする作業があります。
学生時代の写真があまり無いという場合は、列席する友人に聞いてみるのも1つの方法です。

③BGMの決定
ある程度の写真が集まりムービーのイメージが出来てきたら、BGMを選びましょう。

◎オープニングムービー:1曲
◎プロフィールムービー:新郎生い立ち1曲・新婦生い立ち1曲・二人の出会い~1曲
◎サンクスムービー:1曲
◎エンドロールムービー:1曲

BGM選びでのポイントは、どんなに好きな曲でも「失恋」「別れ」などを歌った曲はNGです。
好きな曲だけではなく、きちんと歌詞も考え決めましょう。

また、BGMは意外に流したい曲が出てこなかったり、いいなと思っても忘れてしまったりすることが多いです。携帯内でも良いので、BGMリストを作り、ふと思いついたときに歌手名・曲名をメモしておくと、スムーズに決められるでしょう。

そのほか、BGMには「著作権」がありますので、事前にプランナーに必ず確認しておきましょう。

「おすすめの人気BGMを知りたい!」
プロが厳選!プロフィールムービーおすすめ曲35選【2022最新】
「結婚式BGM著作権について詳しく知りたい!」
結婚式での音楽著作権/これって本当に必要なの?

3ヵ月前~2ヵ月前

3ヵ月~2ヵ月前には、ムービーメーカーや動画編集アプリなどでムービー制作に取り掛かりましょう。
初めてのムービー制作の場合、まずは編集アプリに慣れる必要があります。完成するころに慣れるなんていうこともありますので、できる限り早めにアプリには触っておくことをオススメします。

また、心配な人は、途中まででも良いので一度ディスクなどに書き込みをし、披露宴会場で試写をしてみるとよいでしょう。
写真の画質やコメント文字のフォントや幅など、早めに実際に見ておくとあとで修正が必要ないので安心です。

「結婚式ムービー自作のコツを知りたい!」
【ウェディングプランナー直伝!】プロフィールムービー自作のコツ

1ヵ月前~1週間前

遅くとも1ヵ月前くらいには会場での試写をしておきましょう。「上映できない!」なんていうこともよくありますし、文字が小さすぎて読めなかったり画質が粗いということもあります。

8割以上の新郎新婦さまはムービー制作を修正していますので、できる限り早めに試写をすることをおすすめします。

この期間は、修正期間として設定し、1ヵ月前にはムービー自体は完成しているようにしましょう。

人気の結婚式ムービーをご紹介!

人気の結婚式ムービーをご紹介
結婚式ムービーはクオリティや内容が良いと盛り上がります!
自作をすると、構成案から内容・写真集め・BGMと全てを自分たちでこなさなければなりません。

そこで、結婚式ムービー制作を専門的にしている「プロフィールムービー学園」から、人気の結婚式ムービーをご紹介します。

ぜひ、参考にして良い部分は自分たちのムービーに取り入れてみるとよいですね。

オープニングムービー

まず、オープニングムービーからご紹介します。
オープニングムービーは、これからどんな披露宴がはじまるのか、ゲストの皆さまがワクワク・ドキドキするようなムービーにしたいですね。

最近は「前撮り」撮影をする新郎新婦さまも増えてきています。
その時の写真をオープニングムービーで披露するのもトレンドですよ。

オープニングムービー「前撮りやロケーションフォトを撮影など素敵な写真をムービーにしよう

また、映画アカデミー賞授賞式をモチーフにお二人やゲストの方を格好よく登場させるのも、人気のムービーです。

オープニングムービー映画の予告編やアカデミー賞授賞式を再現したムービーで盛り上がろう

そのほか、映画のワンシーンをモチーフにしたり、ゲスト参加型の拍手を練習するようなムービーなど、ゲストの方も楽しめるムービーが人気です。

プロフィールムービー

プロフィールムービーはオープニングムービーのワクワク感とは強弱をつけて、しっとり温かい印象のムービーが人気です。

最近は、あまりこだわりすぎたムービーよりは、シンプルで誰もがわかりやすいムービーがトレンドです。

プロフィールムービーかわいらしさと格好良さをシンプルにまとめたムービー

「人と違ったこれまでにないムービーにしたい!」という場合は、おふたりの現在~幼少期の過去に遡る構成のムービーなどもあります。
そのほか、おふたりをGoogleの検索エンジンで紹介していくようなパロディ風のムービーなども人気なので、シンプルさの中に見せ方を工夫するだけでもオリジナリティ感がでますね。

サンクスムービー

サンクスムービーは、親御様への感謝の気持ちを込めたムービーです。
新婦さまが披露宴のクライマックスで親御様へお手紙を読むのが定番ですが、「読むのが恥ずかしい」「泣いてしまうからムービーにしたい」という場合におすすめです。

サンクスムービーレタームービーで親御様に感謝を伝えよう

結婚式は、ゲストの皆さまだけではなく、これまで育ててくれた家族への感謝を伝える場でもあります。お手紙でもムービーでも、どういった形でも感謝を伝える時間にしましょう。

エンドロールムービー

エンドロールムービーは、親御様よりはどちらかというとゲストの皆さまへの感謝を伝え、今後の抱負を誓うムービーです。

当日のお仕度アップから披露宴再入場あたりまでの撮って出しムービーを取り入れて上映するムービーが人気ですが、自作する場合は難しいので、ゲストの皆さまとの過去の写真を掲載しながらゲスト名をスクロールするのが定番です。

エンドロールムービーゲストの皆さまに感謝の気持ちを込めて

名前のスクロールしつつ、一言コメントを入れるとよいですね。
そのほかにも、映画のエンディングのような格好良さいエンドロールムービーも人気です。

エンドロールムービー映画のエンディングのようなエンドロールムービー

シンプルなムービーから感動的なムービーまでさまざまなムービーがありますが、どちらかというとエンドロールムービーは感動的ムービーが人気傾向にあります。

披露宴の結びに上映するので、ゲストの皆さまの印象も強く残るのがエンドロールムービーです。
BGMも重要な1つでもあるので、以下もぜひ☑チェックしてみてくださいね。
結婚式の撮って出しエンドロールって必要?

【プランナー経験談】結婚式ムービートラブル事例/解決法をご紹介

結婚式ムービートラブル事例/解決法をご紹介
結婚式ムービーを自作する場合、数々のトラブルが起こる可能性があります。
プロが制作するムービーとは違い、慣れないアプリを使用し、短期間で編集するので、どうしても上手くいかないなんてことも起こります。

ここでは、プランナー経験10年以上の中で見た、結婚式ムービートラブルの事例や解決法をご紹介します。
トラブルが起こっても焦らず、対処できるよう、ぜひ☑チェックしてくださいね。

結婚式当日までに間に合わない!

結婚式4カ月前からムービー用の素材集めを始めたものの、写真選びからこだわり、実家に写真を取りに行くのも時間がかかってしまい、結局ムービー制作に取り掛かれたのが結婚式の1ヵ月前・・・。

仕事終わりの夜中に必死に作るも、慣れない編集でこだわりもあり、とうとう1週間前になっても試写ができず苦労していました。
結婚式の2日前にようやく一度試写をしたものの、文字が小さかったり細かいところの修正があり、とうとう前日徹夜で仕上げていた新郎さまがいました。

「こんなのあるある!」と思う先輩カップルもいますが、プランナーとしては本当に心配で仕方ありませんでした。

結婚式当日は、挙式やウェルカムスピーチ、謝辞などで緊張もしますし体調万全で来て欲しいとプランナーは願っています。

この新郎さまとの出会いから、筆者は初回打合せでこの新郎さまの事例をお話していました。
すると、スケジュール感を持って計画的に制作する新郎さまが増え、1ヵ月前には一度映るかの試写をし、100%の新郎新婦さまが1週間前にはムービーが完成していました。

修正しても上映できない

一度試写をしたときにDVDに上手く書き込みができておらず上映ができないことがありました。
そして、もう一度書き込みをしましたが上手くいかず全く上映できず・・・。

結局、式場に常駐している映像制作会社に有料で書き込みをしてもらい事なきを得ました。
動画編集アプリによっては使っているPCと相性が合わないこともあるので、どのアプリを使うかはよく検討する必要があるでしょう。

また、自作したいけれど現実的に難しそうだから業者にお願いしようかなと考えている方は、ぜひ
以下も☑チェックしてみてください。
結婚式ムービー相場は?プロ厳選依頼業者の選び方!【2023】

新婦任せで新郎と喧嘩勃発・・・

結婚式の準備をする中で、新郎さまと新婦さまが喧嘩をするのは「あるある」です。
初めての共同作業ですし、結婚式はおふたりの結婚式ではなく「両家の結婚式」です。

おふたりの意見だけではなく、親御様の考えも配慮しなければならないので、「思っていた以上に大変だった」という先輩カップルは多いですね。

それに加えて、マリッジブルーなどもあり新婦さまも繊細な時期ですので、準備を相手任せにしてしまい喧嘩勃発という新郎新婦さまも数多くみてきました。

とくに、ムービー制作を新婦様に任せる場合は負担が大きいので、新郎さまは他にできる準備を率先してするようにしましょう。

やるべきことを付箋に書いてリスト化しておき、どちらがやるのか相談しながら見える化しておくと、スムーズに進められるのでおすすめです。

まとめ

結婚式ムービー自作

【プロ監修】結婚式ムービー自作するときの注意点!
についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

結婚式ムービーを自作して持ち込むときの注意点や制作時の注意点など、気を付けるべきことは多々あります。
せっかく作ったムービーが当日上映できないなんていうことのないように、しっかりと事前に確認して、スムーズに制作できるとよいですね。

また、結婚式の準備は大変なこともありますが、一生に一度の大イベントです。
ぜひ、準備期間を楽しみながら、いつまでもおふたりの思い出として大切にしてほしいです。

結びに、結婚式準備に役立つ情報を以下にご紹介しますので、ぜひこちらものぞいてみてくださいね!

わたしたちの結婚式

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