今回は画面比率「アスペクト比」について取り上げます!
結婚式のムービー制作でプランナーさんに画面比率について言われたけど、「アスペクト比」なんて聞いたことないし難しいから適当でいいかな?となんとなくムービーを作ったら、当日上映できなかった!なんてことにもなりかねません。
あらかじめ結婚式会場のプランナーさんに「アスペクト比」を確認しましょう。
画面比率「アスペクト比」
【4:3】と【16:9】の違いについて
4:3や16:9といったキーワードをお聞きになったことがあるでしょうか?これらは「アスペクト比」と呼ばれる画面サイズの縦横の比率を表す数値の事を指します。
4:3は「スタンダード」とも呼ばれ、ブラウン管テレビのような正方形に近い比率のことです。
逆に最近のテレビは少し横方向にワイドになっていて、16:9の画面比率となります。16:9は「ワイド」とも呼ばれます。
現在主流となっている画面比率はこの4:3と16:9の2種類だけです。
結婚式ビデオの画面サイズの一般的な種類になりますので、ご自身の環境に合わせて確認した上で制作しましょう。
- 640×480=4:3(横が4、縦が3)
- 1920×1080=16:9(横が16、縦が9)
どうして画面アスペクト比を考慮する必要があるの?
アスペクト比のサイズを間違えてしまうと、映像の一部が画面から切れて見えなくなってしまったり、極端に小さく写ってしまったり、機材によっては映し出すことすらできない場合があります。
せっかく頑張って自作したプロフィールムービーが、歪んでしまったり見切れてしまったりしたら台無しです。
また、一度作成してしまうと画面の縦横比の変更は、簡単には出来ません。「縮み」や「伸び」、「余白」等の処理が必ず必要になります。
ワイド画面16:9が4:3になった時のムービーの見え方
- 16:9の映像を無理やりに4:3に合わせると映像が左右に縮み、映像が歪んでしまっています。
- 縦をスクリーンに合わせると左右のはみ出た部分の映像が切れます。
4:3がワイド画面16:9になった時のムービーの見え方
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- 4:3の映像を無理やり16:9に合わせると余白部分を埋めるために横幅が引き伸ばされ、上下に縮み映像が歪みます。
- 横幅をスクリーンに合わせると上下のはみ出た部分の映像が切れます。
このようにアスペクト比の違うムービーをスクリーンに映すことはできますが、表示設定の変更が必要になる場合もあるので注意しましょう。
4:3の映像を16:9にしたいときはどうしたらいいの?
16:9のスクリーンには4:3のムービーを映すことができないと思われがちですが、そんなことはありません。
16:9のスクリーンに4:3のムービーを上映する場合は、上映会場のスタッフさんにプロジェクターの設定を変更してもらってみましょう。映り方は左右に黒い帯が入ります。
逆に4:3のスクリーンに16:9のムービーを上映する場合は上下に黒い帯が入り、映画のような雰囲気になります。ちょっとかっこいいですね。
もし、ムービー制作会社に依頼する場合も同様に上下左右に黒い帯が入ります。
画面比率についてのまとめ
現在、16:9の画面比率を使用している式場と4:3の画面比率のままの式場が混在している状況です。
それを知らずにプロフィールムービーを自作してしまうと、本番の数日前に試しで上映した時に映像がうまく映し出されずに、修正作業が発生してしまうでしょう。
プロフィールムービーを自作する場合、また制作を依頼する場合は、絶対に式場のプランナーさんに画面比率を確認した上で制作を始めましょう。
また途中で気づいた場合は、プロジェクターの設定を行ってくれるのかどうかを式場のプランナーさんに確認してみましょう。
出来上がったDVDは必ず一度式場さんのプロジェクターで再生をして、設定など確認しておくと安心ですね。
一生に一度の結婚式。ゲストも自分たちも楽しめるような最高の1日にできるよう事前の確認が必須です☆☆