【結婚式ムービーとは?】制作準備期間と失敗しない自作方法のための基礎知識

結婚式ムービーの準備は進んでいますか?結婚式ムービーに重要なのは実は準備期間。制作に必要な準備期間と失敗しない自作方法を解説します。

結婚式の新郎新婦

ご結婚おめでとうございます!
多くのカップルが披露宴で上映する結婚式ムービーですが、どのようなムービーをどう準備するものなのでしょうか?

本記事では、結婚式で上映されるムービーの種類と制作準備期間、失敗しない自作方法のための基礎知識をまとめました。

基本がわかれば、あとは希望にあわせて手配するだけで大丈夫です。
感動の結婚式ムービーを準備していきましょう。

結婚式ムービー準備の前に種類を知ろう

結婚式のムービーには種類があります。
オープニングムービーからエンドロールムービーまで、6種類のムービーとその役割をご紹介します。

開宴を告げる:オープニングムービー

披露宴新郎新婦入場

披露宴の新郎新婦入場前に上映するムービーを、オープニングムービーといいます。
ゲストが着席しほどなく新郎新婦入場というタイミングで上映が始まるため、披露宴開宴を告げる重要なムービーです。

オープニングムービーのラストに合わせて会場のドアにライトが当たり、新郎新婦が入場するという演出が多く、ゲストの期待が高まるムービーでもあります。

上映時間の目安は2〜3分がおすすめです。

余興の目玉:プロフィールムービー

披露宴開始後、お色直しで新郎新婦が不在の30分ほどの間に上映されるのが、プロフィールムービーです。

ふたりの誕生から結婚までの歩みを紹介していくため、ゲストと一緒に今日までの人生を辿るような感動をよぶムービーといえます。
ご紹介する6つムービーのなかでも、最も上映されるものがプロフィールムービーといわれ、一説には95%以上のカップルが上映する人気の演出です。
プロフィールムービーはゲストが楽しみにしている余興の一つでもあります。
お色直しがなければ、新郎新婦もゲストと一緒に鑑賞し盛り上がりましょう。

上映時間の目安は6分前後がおすすめです。

開宴前に:ウェルカムムービー

オープニングムービーとは別に、当日の受付や入場前にゲストに待っていただくスペースなどに流すものがウエルカムムービーです。

当日が披露宴だけなら結婚式の様子を上映したり、今日を迎えた喜びが伝わる映像を流したりと、内容は様々です。
「今日はありがとうございます」というメッセージを添えて、おもてなし感を演出しましょう。

会場と相談し上映時間を決定しましょう。

思いを伝える:レタームービー

披露宴会場のスクリーン

サンクスムービーともいわれるレタームービーは、新郎新婦が特別に伝えたい内容を上映するムービーです。

ご両親への感謝の手紙を映像で演出したり、当日会場へ来られなかったゲストへ気持ちやお礼を伝えたりと、思いのままに制作が可能。
記念の日に伝えたい思いや感謝を、スクリーンを通して伝えられるムービーです。

驚きと感動:サプライズムービー

サプライズの名のとおり、事前に知らされず上映されるムービーです。
誰が誰に宛てたサプライズムービーかは、様々です。
新郎(新婦)から新婦(新郎)へ、ゲストから新郎新婦へ、当日来られなかった方から新郎新婦や会場に向けてメッセージがムービーになり届いたりと、驚きとともに感動をよぶ演出になります。

感謝を伝える:エンドロールムービー

結婚式披露宴退場する新郎新婦

エンドロールムービーは、披露宴がおひらきとなり、ゲストのお見送りのために新郎新婦が退出する前後で上映されます。
映画のエンドロールのように、ゲストの氏名やメッセージを添えたものが一般的です。

エンドロールムービーには以下の2種類があります。
「事前準備」
「撮って出し

上映のタイミングはどちらも同じです。それぞれの違いをみていきましょう。

事前準備エンドロールムービー

他のムービー同様に、事前に制作したものを上映します。
当日の最後に上映されるため、良い結婚式だったという印象や余韻を持ってもらえるよう、新郎新婦の感謝や幸せが伝わる内容がよいでしょう。

上映時間の目安は3〜5分ほどが一般的です。

撮って出しエンドロールムービー

結婚式 新郎新婦 友人

当日の結婚式と披露宴の様子をプロのカメラマンが撮影し、リアルタイムで編集したムービーです。
当日の様子がそのまま上映されるため、サプライズ効果もあり披露宴のラストを華やかに飾る人気のある演出といえます

上映時間の目安は、事前準備ムービーと同じく3〜5分ほどが一般的です。

結婚式ムービーは誰が作る?準備期間は?

MOVIE ネガ カメラ

上映したいムービーが決まったら、いよいよ制作へ進みましょう。
自作のほか、ムービー制作を依頼できる外部業者・結婚式場提携業者をご紹介します。
準備期間やそれぞれのメリット・デメリットもあわせてご覧ください。

自作

結婚式ムービーは自作するカップルも多く、プロフィールムービーの自作率は6割を超えているともいわれています。
はじめてのムービー制作でも、映像制作ソフトを利用し、おさえるべきポイントがわかれば、案外難しくはありません。

ポイントはなにより、準備期間をしっかりとること。3ヶ月は準備に充てることをおすすめします。

メリット:費用が抑えられること。無料ソフトを利用すれば0円での制作も可能。
デメリット:時間と労力が必要。
制作のノウハウと基本を理解して制作にとりかかりましょう。

外部業者

外部業者の良さはなんといっても、低価格で高いクオリティが期待できることです。
業者のHPでサンプルムービーが視聴できるため、自分好みかがイメージできて依頼しやすく、不明点は事前にメール等で聞けるので安心です。
自作する時間がないけれど、質の良いムービーを上映したいというカップルには、外部業者への依頼がおすすめです。

メリット:自分好みのテイストのムービーが期待できる。結婚式提携業者へ依頼するよりコストを低価格に抑えられる。
デメリット:外部業者を探す必要がある。式場へ持込料がかかる場合がある。

混み合う期間もあるため、依頼は早めをおすすめします。

こちらは最短で1週間の作成が可能です。
結婚式ムービーがなんと980円(税抜)から!

結婚式場提携業者

結婚式場での打ち合わせ時に紹介されるのが、結婚式提携業者です。
提携業者は会場も上映システムも熟知しているため、安心してお任せできます。
結婚式場が窓口になるため、打ち合わせもスムーズにでき、少しでも準備や手配の負担を減らしたい新郎新婦にはおすすめです。

メリット:新郎新婦の負担が少なく、高いクオリティのムービーをを期待できる。
デメリット:制作費用が高額であること。

結婚式ムービーの失敗しない自作方法のコツと準備するもの

結婚式 見つめ合う新郎新婦

自作する新郎新婦へ、結婚式ムービーの失敗しないコツと準備するものをご紹介します。
ハレの日に向けて、楽しみながら作っていきましょう。

自作するムービーを決める

ご紹介した6つのムービー。
制作するムービーが決まったら、着手のまえに必ず式場に伝えましょう。

  • オープニングムービー
  • プロフィールムービー
  • ウェルカムムービー
  • レター(サンクス)ムービー
  • サプライズムービー
  • エンドロールムービー

ほとんどの式場には、ムービー制作の際に必要な注意点などをまとめたマニュアルが準備されており、マニュアルに添って制作していくことが重要になります。

マニュアルから外れてしまうと式場のプロジェクターで正しく上映できず、結婚式直前になって修正が必要ということにもなりかねません。
必ず式場へ報告してから、制作をスタートさせましょう。

構成を作る>

制作するムービーが決まったら、構成をつくります。
構成を作るとムービー全体の軸ができるため、流れがイメージしやすく制作が楽になります。
構成なしで制作開始すると、メリハリがなく間延びしていき迷走することになりかねないため、構成作りは必須です。

人気のプロフィールムービーを例にして、構成の作り方をみていきましょう。

上映時間6分、写真1枚8秒と設定した場合。

  • オープニング 30秒(写真1〜2枚)
  • 新郎プロフィール 1分30秒(写真11枚前後)
  • 新婦プロフィール 1分30秒(写真11枚前後)
  • 出会い〜結婚まで 2分(写真15枚前後)
  • エンディング 30秒(写真1〜2枚)

上記のように時間配分をしていきます。
配分をもとに、各シーンの写真の枚数やコメント、楽曲を構成にはめ込んでいきましょう。

写真にコメントを添えるシーンでは、画像とコメント(推奨20文字まで)をしっかり認識するには8秒がよいとされています。
映像を使用するシーンがあれば、写真の必要枚数は適宜調整しましょう。

素材を集める

構成をもとに、写真と楽曲を準備します。

写真を集める

赤ちゃんのアルバム

ここでもプロフィールムービーを例にしてご紹介します。

新郎新婦それぞれのパートに使用する写真が、11枚の場合(上映時間6分の構成)

  • 誕生〜乳児期(2枚)
  • 幼児期 (1枚)
  • 小学生 (1枚)
  • 中学生 (1枚)
  • 高校生 (1枚)
  • 大学生・専門学生(2枚)
  • 社会人(3枚)

上記のようにイメージしていくと集めやすくなります。
どうしても見せたい!という写真があれば、構成や配分を都度調整していきましょう。

写真のデータ化にはGoogle「フォトスキャン」がおすすめ!
写真の端を自動的に検出し、遠近や角度を補正・光の反射を除去して高品質のデジタル スキャン画像を作成できます。

楽曲を選ぶ

どのようなBGMにするかでムービーの印象は大きく変わります。
制作したいムービーのテーマに合った曲を選びましょう。
おふたりのお気に入りの曲、思い出の曲、結婚式に使用される代表的な曲など、イメージにあった選曲でOKです。

結婚式ムービーで使用する楽曲には、著作権があります。
個人で楽しむぶんには問題はありませんが、結婚式で上映されるムービーに使用する楽曲や映像には著作権が発生します。
著作権を侵すリスクを避けるには、著作権フリーの楽曲を使用することで解決できます。
音楽著作権フリーBGMサイトでフリー素材が手に入りますので、結婚式ムービーへの楽曲挿入はこの方法がおすすめです。

こちらでは結婚式におすすめの楽曲をご紹介しています。
【シーン別】結婚式で使うBGM!おすすめ20曲
迷ったらぜひ参考にしてみてください。

まとめ

記念の結婚式ムービー。
どのムービーで記念の日を演出するかイメージはできましたか?

自作するなら3ヶ月前からの準備がおすすめです。
忙しすぎて自作が間に合わなかった!という方も大丈夫。
なかには1週間で制作できる外部業者もあるため、困ったときは相談してみましょう。

素敵な写真と楽曲を準備して、記念の日を演出してくださいね!

わたしたちの結婚式

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