結婚式のオープニングムービーは、披露宴の中でもとても大切なアイテムの1つです。披露宴の進行が決まるのが、結婚式の約1か月~1か月半前ごろになります。同時に、進行中のBGMの打合せが始まります。他にも、引き出物だったり、席次表の席順であったり、決めるべきことがたくさんあります。
「正直、BGMまで気が回らない」という方も多いのです。
「悩み過ぎてわからなくなった!」「あまり曲を知らないからわからない」という方も多く、「スタッフの方のおすすめでお任せします!」なんていうお二人も多いのではないでしょうか。
しかし、一生に一度の結婚式ですので、「お任せ」にしてしまっては勿体ないのではないでしょうか。これまでお世話になったゲストの皆様に一同に集まっていただき、感謝を伝える場が「結婚式」です。
BGMも含め、1つ1つのアイテムに心を込めておもてなしをすることが大切です。
「そんなことを言われても、どうやって曲を選べば良いのかわからない!」という悩める新郎新婦様に、今回は「結婚式オープニングムービー曲(BGM)2022年オススメ10選」をご紹介します。
オープニングムービー曲選びのコツ
まず、「曲を選ぶ時に何から始めると良いのか」コツをご紹介します。
どういう雰囲気にしたいかを決める
まず、BGMを決めるときにやるべきことの1つとして、「コンセプトを決める」ことです。コンセプトが決まると、その雰囲気に合わせた曲を選べます。「元気で明るく盛り上がりが大切」「王道に格好良いイメージ」「しっとりとバラード系のイメージなのか」「ガーデンのような自然なイメージなのか」まずは、お二人でコンセプトとイメージを決めましょう。
曲の長さは約2分にする
オープニングムービーはどのくらいの時間がベストだと思いますか?
結婚式に列席したことがある方は思い出してほしいのですが、披露宴はお二人が入場してから乾杯の発声があるまで、約30分はかかります。
それまで食事も飲み物も飲めませんので、出来る限り間延びしないようにしたいですよね。そのため、オープニングムービーは1分30秒~2分くらいがおすすめです。尺として約2分くらいの曲を選ぶことをおすすめします。
また、イントロが長すぎて盛り上がらなかったり、前半と後半で編集した際に雰囲気が変わってしまうような曲は選ばないようにしましょう。
入場シーンBGMと合うか
オープニングムービーは、お二人の入場直前に流します。そして、そのまま入場曲に切り替わりますので、入場曲と違和感なく繋がるかというのも大切です。あまりに違う曲を選んでしまうと、ゲストの方への感動やワクワク感が半減してしまうので気を付けましょう。
著作権に気を付ける
1点、気を付けなければならない重要なことは、「著作権」です。数年前までは映像にそのままBGMを入れ込んで上映していることがありましたが、著作権法が改定されてからは、注意しなければ大きな問題になってしまいます。
このあと詳しくご紹介しますが、式場の音楽スタッフに相談しながら選曲するようにしましょう。
オープニングムービー5選〈アップテンポ系〉
🎵フィクション / sumika
sumika/フィクション
アップテンポで楽しい楽曲です。
「オタクに恋は難しい」のアニメ版のテーマソングにも使用されていました。アニメ好きなお二人や踊りたくなるようなキラキラとした盛り上がりをイメージしているお二人にぴったりの曲です。
🎵夢灯籠/RADWIMPS
夢灯篭/RADWIMPS
夢灯篭は、映画「君の名は」のオープニングテーマソングにも使用されました。これから出会うお二人が共鳴し合うようなロマンティックが曲です。君に会いたいという想いがこもった曲でもあります。
映画が好きなお二人や想いを大切にしたい方にオススメのBGMです。
🎵Your song /Mr.Children
「君と僕が重ねてきた 歩んできたたくさんの日々は 今となれば この命よりも失い難い宝物」という歌詞が表しているように、彼氏が彼女へ、また夫が妻への想いを歌にした曲です。
ミドルテンポの爽やかな曲でもあり結婚式でのBGMで人気の1曲です。
🎵get up/MONOEYES
get up/MONOEYES
日本のロックバンドが歌うアップテンポな曲です。カラオケや披露宴でも盛り上がること間違い無しです。センチメンタルなメロディーで情熱があり、且つメッセージ性のある楽曲です。
「盛り上がって欲しい」けれど、メッセージもしっかりと伝えたいというお二人にピッタリのBGMです。
🎵愛を叫べ/嵐
愛を叫べ/嵐
皆さんご存じの元人気グループ「嵐」の楽曲です。ゼクシィCMでも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
アップテンポで明るく、ブライダルソングとして制作された曲なので様々なシーンで使用されています。
オープニングムービー5選〈バラード系〉
🎵絢香/にじいろ
イントロの歌詞「これから始まる新たな物語。ずっと長く道は続くよ。」というフレーズが、結婚式という新郎新婦様の心境と重なります。お二人のことを応援してくれるような歌詞、そして曲調なので、オープニングで使用する方も多い人気の曲です。
「花子とアン」というNHK連続ドラマのテーマ曲でもありましたので、若い世代だけではなく、叔父様、叔母様たちも馴染みのある楽曲です。
どの年代のゲストの方にも楽しんで貰いたいというお二人にオススメです。
🎵Make You Feel My Love/ボブ・ディラン
Make You Feel My Love/ボブ・ディラン
甘く切なく、また美しい旋律が流れるラブソングです。自らの愛の軌跡と痛みを歌にした曲です。
洋楽好きなお二人で大人な雰囲気で入場したい方におすすめです。
🎵Story of Our Life/平井 大
「Story of Our Life」/平井 大
これまでの沢山の人たちとの出会いであったり、自分自身の道をひたすら歩み続けようという想いをまっすぐに表現した曲です。また、「大切な人とずっと一緒にいたい」「たくさんの思い出を作っていきたい」というのが歌詞に表れているので、結婚式での人気BGMの1曲にもなっています。
🎵ハルカ/YOASOBI
ハルカ/YOASOBI
ハルカは、タカラトミーのトイ「ぷにるんず」のCMソングとして使用されています。また、放送作家の鈴木おさむとYOASOBIの共演をきっかけに出来た曲で、鈴木おさむとのコラボレーションでできました。発売後に小説にもなっています。
主人公「遥」と決して話すことはできないマグカップ「月王子」との出逢いと、「相手を想う気持ち」を曲にしています。「ハルカ」は、主人公の「遥」の名前そのままです。
🎵Beauty and the Beast/Ariana Grande & John Legend
Beauty and the Beast/Ariana Grande & John Legend
エマ・ワトソン主演のディズニー映画である「美女と野獣」のサントラから、アリアナ・グランデとジョン・レジェンドによってカバーされた楽曲です。
とてもロマンティックで上品な曲ですので、大人な雰囲気にしたいお二人にピッタリです。
結婚式で流すムービーの楽曲著作権について
ここからは、ムービー作成時の著作権注意点についてご紹介します。
ムービー作成時の注意点
BGMを動画に入れ込むことで、映像を更に感動的に、またアップテンポの曲はお二人入場前のドキドキ感を演出できます。
しかし、著作権フリーの楽曲以外は、「著作権」があり、許可なく無断で使用してしまうと著作権法違反になります。
一生に一度の結婚式で、違反行為をしてしまっては台無しになります。
使用したい曲は著作権がある曲なのか、複製権を取得できる曲なのかを事前に確認する必要があります。
お店やネットで購入した楽曲を、ムービーの中に組み込み、各種メディアに記録してしまうと権利の侵害となりますので
注意しましょう。
映像とBGMを別々に出せばOK?
BGM無しの無音のオープニングムービーを作成し、BGMを会場で映像に合わせて別出しすれば
問題はありません。
音楽スタッフとの打ち合わせの際に、「何秒~何秒までこの曲を流して欲しい」といったように
希望を伝えたら対応してくれます。
著作権フリーの楽曲とは
著作権は、楽曲を作った人の死後50年が経過すると消滅しますので、フリーとなります。
例えば、クラシックなどでバッハやショパンなどの楽曲を使用するのは、死後50年以上経過しているので
著作権フリーの楽曲として使用できます。
ただ、あくまでもCDの原盤での使用のみ可能となりますので、式場スタッフに相談しましょう。
まとめ
以上、「結婚式オープニングムービー曲〈2022年〉おすすめ10選!」をご紹介しましたが、
イメージは沸きましたでしょうか。
大切なことは、
「お二人の入場時にどのような雰囲気にしたいか。」
「ゲストの皆様にどのような気持ちになってもらい披露宴を楽しんで貰うか」
ということを、お二人でよく考えることが大切です。
オープニングムービーは以前はあまり使用している人はおらず、近年、「自分たちらしい結婚式」を挙げたい新郎新婦様が増えてきたことで、演出にこだわるようにもなりました。
オープニングムービーだけではなく、プロフィールや披露宴の途中までの撮影が入ったエンドロールムービーも人気の演出です。
時代とともにトレンドも変わりますが、ゲストの皆様がワクワクするような、また感動して貰えるような
BGMを選ぶと良いでしょう。