プロフィールムービーで使用する写真の選び方のポイント
『プロフィールムービー』とは二人の生い立ちから結婚にいたるまでを紹介する映像演出です。出席された結婚式で上映をご覧になった方も多いのではないでしょうか?
成長過程を懐かしく思い出したり、お相手のを楽しみながら見たり、と披露宴でも盛り上がる演出の一つです。
最近では自作するカップルさんも多いプロフィールムービーですが、専門の制作業者に依頼した場合でも、まずは新郎新婦ともに写真選びから始まります。限られた時間の中での上映で、写真を厳選しなくてはなりません。その写真選びを考えていきましょう!
必要枚数は?
プロフィールムービーの構成としては新郎生い立ち紹介・新婦生い立ち紹介・二人の出会い~結婚まで、となっていることが多いです。
ゼクシィの情報を参照すると上映時間は約5分の方が最も多く、平均7分弱。
使用したい曲によっても時間は変わってきますが、大切なのは上映時間と写真枚数のバランスです。写真とコメントをしっかり見せつつ、見ている人が飽きない工夫も必要です。枚数としては、10枚・10枚・10枚というようにまずは同じくらいのボリュームで考えていくと良いでしょう。
どんな写真を選ぶ?(新郎・新婦編)
新郎パート・新婦パートは生い立ちを紹介するので時系列が基本です。これは実家にまとめて置いてある場合が多いでしょう。実家から離れて暮らしている場合、
・結婚式当日に上映するムービー制作のために写真が必要なので、どこにあるか確認しておいてほしいこと
・できればすぐに出したり見たりできる状態にしておいてほしいこと
などを伝えて、まとめておいてもらうと探す時間がかからずにすみます。
実際に見始めるといろいろ思い出したり、懐かしくなったりで意外と時間がかかってしまうものです。ご家族と見ていると話に花が咲くこともあるでしょう。また保護者の方の思い入れのある写真もあるかもしれません。先にご家族に見て頂きピックアップしてもらい、その後ご自身が話を聞きながら選んでいくのも楽しいですね。
当日招いているゲストが映っている写真も良いです。見ているゲストも懐かしく、照れくさくも嬉しいものです。ただ写真写りは気になるところですので、使用する際は一声かけましょう。
ムービーは披露宴会場でゲスト全員が見ます!
自分の親族や友達だけではなく、お相手の親族や上司・友達など、その日初めて会う人たちに「こんな子でしたよー」と知ってもらう時間です。そのため写真写りだけでなく、人となりが分かるような、雰囲気のある写真も選ぶと”こんな風に過ごしてきたのか”と分かってもらえると思います。
写真選びには時間がかかることを前提に、日にちに余裕を持ちましょう!
★ここでの注意点!
若いころにヤンチャしてた方!飲酒・喫煙写真は式場でNGです。
思い出の写真でもマイルドなものにしたほうが無難です。
どんな写真を選ぶ?(二人パート編)
お二人のパートでは出会いから結婚に至るまでとなります。
これはスマホに写真が入っている方も多いでしょう。知り合ってから付き合ってデートして・・・と、今では気軽に写真が撮れる分、枚数もたくさんあると思います。ふたりで存分に話し合って決めて下さい。
また前撮り写真を最初もしくは最後に表示される写真に選ばれる方も増えています。
前撮りを検討されている方は、写真のデータがいつもらえるのか、数枚だけでも先にもらえるものなのかを確認してみた方がいいと思います。
★ここでの注意点!
二人の写真、特にデート中などは自撮り写真が多いのでは?そうすると構図が似てるものが多くないですか?お二人のアップ写真など・・・
似た構図の写真が続くと見ているゲストは飽きてきます。そのあたりも考慮して選びましょう。また顔や髪が見切れているお写真もよくありますが、制作が難しくなりますので注意が必要です。
そのほかに気を付けること
思い出の写真は手元になくてもお友達が持っていることもあります。写真をお願いする場合は早めに依頼しましょう。
また昔の写真などはプリントされていてデータが無いものもあるでしょう。それらはスキャンしデータ化するか、データ化サービスを行っているプリントショップなどを利用しましょう。
あまりにも小さい写真は引き伸ばすと画質が荒くなります。大きなモニター画面で見ると汚く映るので気を付けて下さい。もともと暗い写真も画質が悪く荒く映ることがありますので、気をつけましょう。
こんな時だからこそ
おうち時間を活かしてじっくり写真を選んでみてはいかがでしょうか?お互いの小さい頃の写真を見ながら話を聞いていると知らなかったことも聞けて、お互いへの理解が深まることでしょう。
こんな写真も欲しいな、と思うかもしれません。これから外出できるようになったら、そういう写真を二人で撮って・・・、と考えるのも楽しい時間になると思います。